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2010年08月25日

花火の日

忘れていた。

今日は外苑前の花火大会だった。

あちこちから甲のマンションには人が集まって
きて賑わっていた。

それで気づいたのではない。

いつもはビシッとスーツを着こなした美人コンシ
ェルジュが目を見張るような美しい浴衣姿にな
っていたからだ。

甲のマンションは、まるでその花火大会を観る
ためにあるようなペストポジションの高層マンシ
ョンだった。

熱帯夜の中、キリリと冷えたビールを片手に、
エアコンで寒いくらいの部屋でソファーに深々
と腰掛けて楽しめる。

正確に言うと、部屋のエアコンがガンガンかかっ
ているから、熱いお茶かコーヒーを飲みながら
のぜいたくな花火観賞だった。

いつもは2人のコンシェルジュが今日は10人
体制で案内をしていた。

一発目の花火が上がった。

「うわ~っ」

歓声がわき上がる。

マンション周辺や道路は普段見たこともない
人だかりで溢れかえっている。

甲は部屋で一人だった。

こんなに日でもパソコンに向かって仕事をして
いたのだ。

仕事を食事に例えたならば、花火は漬物や、
ふりかけのような存在だった。

おかげさまで、すこぶる仕事がはかどった。

やっぱり美しいものが人類をここまで進化
させてきたのはどうやら間違いではなさそ
うだ。

「8月19日って確か外苑前花火よね」

乙からメールをもらっていてまだ返事をしてな
かったのがふと頭をよぎった。

慌てて写メールで撮ったものを送った。

ラッキーなことにそれがクライマックスだった。

無欲の勝利だ、などと意味不明な言葉を呟
きながら得意気になって送信した。

そういえば乙と出逢ったときも花火の日だった。

あれが、乙との始まりだった。

始まりは、いつも終わってからわかる。


...次代創造館、千田琢哉

★2010年7月刊『転職1年目の仕事術』
★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年08月25日 00:00

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