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2010年06月23日

知らないはずなのに。

また謎の手紙だった。

乙と名乗る女性からだった。

乙はいつも書籍についてコメントをくれる。

しかも出版していつも1週間以内に速達で届けられる。

名前は書いてあるが、住所が書いていない。

消印もいつもバラバラだった。

あるときは都内、あるときは、湯布院、またあるときは
那覇だったり旭川だったりした。

しかも、いつも筆で

ここがよかった!

という短いコメントが大きな達筆な文字で書いてある
だけなのだ。

今回はこうだった。

「『20代で伸びる人、沈む人』よかったです。
一番よかったのは、オビです。
伸びる20代は、陰口を言われる側。
沈む20代は、陰口を言う側。
運がよくなるには、できるだけたくさん陰でボロクソ
に言われることですね。
運が悪くなるには、評論家になって陰でできるだけ
たくさんボロクソに言うことですね。」

そしていつも追伸が書いてあった。

いつも、追伸のほうが長かった。

追伸こそが、本当のメッセージだった。

甲はこの追伸のメッセージにいつも燃えた。

そして早朝4時過ぎの青山通りの交差点で信号待ちを
しているときに、夜明けに映える六本木ヒルズに魅了さ
れながらある誓いをした。

「顔も知らない乙のために、続編を書こう」

3分後、部屋に戻って30時間ぶっ続けで続編を書いた。

編集長にそのままメールした。

2分後に返信が届けられた。

「お待ちしておりました。これでいきましょう!」

同時に、乙の顔が浮かんだ。

知らないはずなのに。


...次代創造館、千田琢哉

★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年06月23日 00:00

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