次代創造館HPへ戻る

« 魔の抹茶アイス | メイン | Bカップですけど・・・ »

2010年05月05日

ウラのウラのウラ。

日差しの強い休日の昼過ぎ、心斎橋のホテルトラスティ
のカフェで、焼き立ての手作りクッキーをチョイスしてから
乙がちょっとストレス溜まった風に、

「なんか裏を読み過ぎの人って最近多くない?」

と話しかけてきた。

ここだけの話だが、乙のチョイスというのはいつも全種類
制覇のことだ。

「裏読み過ぎないのもサラリーマンとしては失格だけどな」

甲があまり真剣味がなさそうに返事をした。

「甲に言われたくないわ!裏読み過ぎない超鈍感なところ
があなたの裏なのよね」

甲はようやく興味を示した。

「それ、褒め言葉?」

「ムッカ!ああ、その余裕かましたとこ・・・好きよ」

乙はじれったそうに言った。

「裏の裏までは誰でも読めるけど裏の裏の裏までくると将棋
の名人クラスの心のヨミが求められるのよね」

そういえば乙は文学部で心理学を専攻していた。

「『氷の微笑』観た?」

乙の心理学の授業が始まりそうだ。

「観たよ!ちゃんと映画館で」

甲は得意気に答えた。

「誰と?」

「・・・」

「冗談よ、そんな昔の話は興味ないわ。全然」

というジョークもはさんだ上で乙は続けた。

「あの映画の凄いところは結局シャロン・ストーンは犯人では
なかったところなのよね」

「そ、そうだったね(そうだったのか・・・!)」

「・・・本能が強くて欲望に忠実でありのまま正直で嘘がない。
これが多くの刑事たちを困らせたのよね」

「ああ、なるほど。1000人中999人の凡人は裏や裏の裏を
考えるからね」

甲はちょっと得意気にまとめてみた。

焼き立てオリジナルクッキーを7種類すべて乙一人で平らげて
から最後にため息をつくように言った。

「ハァ・・・似た者同士ね」

「似た者同士・・・ですか」

さすがの甲も100%純粋な褒め言葉でないことは、わかった。


...次代創造館、千田琢哉

★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年05月05日 00:00

コメント