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2010年02月03日

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某地方都市で講演したときだった。

参加者としては珍しく女性が数人いて、その中で
もとびきり目立つ存在が一人いた。

それが、乙だった。

乙は視線をまったくそらすことなく微動だにせずに
真剣に聴いていてくれた。

講演の講師をするとわかることがある。

誰がどのくらい真剣に聴いていて、誰がどのくらい
理解しているのかも手に取るようにわかるというこ
とだ。

自分から参加したのか上司に強制的に参加させ
られたのかもわかってしまう。

これは自分が聴講している側にいては一生わか
らないことだ。

甲は講演の際にいつも会場の誰か一人に話しか
けるように心で決めて話している。

何百人の前で話していても実際には立った1人
にむかって話しかけているのだ。

このとき会場には260人が講演を聞きに来ていた。

でも甲は乙に向かって話し続けた。

乙だけのために。

もちろん甲もプロだ。

講演中は乙の顔はほとんど見ない。

会場内の誰一人としてそんなことには気づかない。

最後の拍手喝采の後、まるで風呂上がりのような乙
の恍惚とした顔がハッキリと見えた。

講演終了後のサイン会で長蛇の列の後、乙が最後
に並んでいるのが見えた。

後になって乙が40代半ばの女性社長と知った時は
本当に驚いた。

テレビの年齢当てクイズ番組で出たらバカウケする
だろう。

どう贔屓目に見ても30を超えているようには見えな
かったからだ。

ちょっと知的で大人っぽい28歳だった。


...次代創造館、千田琢哉

★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年02月03日 00:51

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