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2009年12月09日

幸運のまちがい電話

甲は学生時代に幸運のまちがい電話を受けたことが
よくあった。

もちろん、女性からだ。

会社でもない限り、まちがい電話は毎日かかってくる
ものではない。

せいぜい1ヶ月に1度。

普通は1年に数回といったところだろう。

甲もその確率は同じだった。

しかし、ヒット率が大きく異なった。

大学4年間で間違い電話をきっかけに知り合った女性
は7人に上る。

その中で飛びきり美人が乙だった。

甲はまちがい電話に寛容だった。

そして必ず最後にひと言を加えた。

「まちがい電話、ありがとう。でも、本当にそれだけで
よかった?」

いつも、ここからどんどん話は展開されていった。

乙は言った。

「あのときの甲の電話って何か懐かしい感じがした。
おかしいのよ、初めてなのに。このまま話せなくなる
のはあまりに寂しいと思ったわ」

後に甲は一流の詐欺師になった。

いや、正確には詐欺師ではない。

相手は騙されたと思っていないのだから。


...次代創造館、千田琢哉

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投稿者 senda : 2009年12月09日 03:57

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