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2010年06月01日

本の値段

今は値下げブームである。

ディスカウントショップが重宝され、品揃えも充実
してきた。

回転ずしも全皿100円が珍しくもなんともなく、
牛丼の値段も下がってきている。

ただしこれらは不況になれば以前もよくみられた
現象である。

これから確実に価格が上昇していくだろうものが
ある。

それが本の値段である。

本の値段は安すぎる。

私はお金を持っていない学生の頃から本の値段
は安すぎると驚いていた。

こんな値段で採算が合うのか、と。

著者が今まで培ってきたすべての経費、出版社
側の印税、編集費、発送費、印刷代、製本代、
直接・間接人件費・・・どう考えても超薄利多売の
効率の悪いビジネスだ。

印税で1000万円の収入を得るのは、不動産
で1億円の収入を得るより遥かに難しい。

作家は道楽でなければできる仕事ではない。

自分で勝手に本の価値は1冊10万円と決めて
いたから、仮に帯やタイトル負けした本を掴まさ
れても100冊のうち1冊でも当たり!(つまり2回
以上繰り返して読める本)があれば御の字だと
思っていた。

しかしやはり現状の価格設定では歪が生じてき
たようだ。

出版不況だからではない。

そもそもビジネスモデルとして抜本的に変革
させなければ日本人の知が急速に衰えてし
まうだろう。

欧米と比較すると日本は本の値段が半分程度
である。

智恵を軽視する風潮はこれからの未来において、
自分で自分の首を絞めることになるだろう。

出版業界全体で値上げ運動を起こさなければ、
生き残れないところまで来ている。

追伸.
電子書籍化は原価が安いので出版業界にとっ
ては利益は確実に捻出できるチャンス。
ただしこれからすべてのコンテンツが無料化して
いく流れには逆らえない。
書籍の値段が跳ね上がり、コンテンツそれ自体
は無料化していく・・・
この矛盾するものの一体化を求められるのが、
出版業界のこれからなのだ。
 

...次代創造館、千田琢哉

★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年06月01日 00:00

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