2009年10月13日
結 婚
フランス人芸術家のフランシス・ピカビアは名言を残している。
神が同棲を発明した。悪魔は結婚を発明した。
確かにアダムとイヴは結婚しなかった。
事実として、世界中の聖職者たちも結婚を禁じられている。
概して一世を風靡するような大成功を収めた人というのは、
家庭崩壊している人も少なくない。
いや、多い。
家庭で悩みを抱えている人が圧倒的に多かった。
別に結婚に反対するわけではないが。
世界的に有名になった名作『アンネの日記』では、わずか
14歳の主人公アンネが、父に尽くす母という昔ながらの
夫婦のあり方だった自分の両親が、実は愛し合っていな
いことを完璧に見抜いていた。
確かに家庭は大切だし、仕事も大切だと思う。
両立できたほうが間違いなく幸せだろう。
しかしそれら両立できない人の比重のほうが圧倒的に高い
のであれば制度そのものが時代に合わないのではないか。
日本人男性の7割が仮性包茎だったら、実は仮性包茎が
正常なのではないかという発想だ。
何ごとも当たり前とか絶対正しいと思い込んでいることが、
100年後にはいったい何で昔の人はあれほど無意味
なことにこだわっていたのだろう、と理解されないことも
多い。
ご存知のように一夫一妻制の現在の結婚のあり方は農耕
民族が後継者を絶やさないように発明した知恵なのだ。
断言するが一流の専業主婦は素晴らしいと思う。
“自称”キャリアウーマンより数段幸せだし有能だといえる。
家事をすべてこなしながら夫を癒し、そして美貌も保た
なければならない。
これができている主婦は、恐らく1割もいないだろう。
米国では大富豪が結婚する前に、たとえ離婚しても
財産は分けませんよ、という法的手続きをするくらいだ。
少し考えれば、それが正常なのかもしれないと考えさせ
られる。
お互いが緊張感を保てないのなら、男女の関係など嘘
の付き合い以外何ものでもないではないか。
こうして考えてみると、結婚という古き儀式はまさに悪魔
が創ったといえるのかもしれない。
...次代創造館、千田琢哉
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』
投稿者 senda : 2009年10月13日 00:46