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2010年08月23日

マービン・バウワー

マービン・バウワーを知る人は少ないだろう。

コンサルティング業界で働くビジネスパーソン
を除いては。

人類最強のビジネスプロフェッショナル集団
マッキンゼー&カンパニーをつくった男だ。

全米のビジネス業界では知らない人はもぐり
である。

先週このブログで取り上げたマネジメントの父
と呼ばれたピーター・ドラッカーをマッキンゼー
に誘った人物でもある。

ドラッカーは、1909年生まれ。

マービンは、1903年生まれ。

ドラッカーは95歳、マービンは99歳で永眠。

ともに、長寿だ。

偉人には長寿が多い。

ドラッカー、マービンとともに世界に影響を与えた
カナダ出身の経済学者で「経済学の巨人」とい
う名を持つジョン・ケネス・ガルブレイスは97歳
まで生きている。

ちなみに、松下幸之助さんは94歳で永眠され
ている。

ドラッカーのすごいところは、常に一匹狼
の執筆家を貫いて絶対に群れなかったと
ころだ。

マービンのすごいところは、人類最強の
コンサルティングファームを遂に株式公開
しなかったことだ。

マービンがその気になれば全米屈指の大資
産家になれたのは言うまでもない。

ところが、マービンはあっさりそんなチャンスを
捨て去った。

コンサルティングファームが株主の利益
を考えるようになっては、クライアントの
利益は二の次、三の次になってしまうと
いう理由からだ。

それでは、クライアントから信頼されるコンサル
ティングファームになれるはずがない、というわ
けだ。

世界中を見渡しても、株式公開したコンサル
ティングファームはことごとく失敗している。

マッキンゼーでは、自社の株価をいっさい
気にすることなく、クライアントの問題解決
だけに注力できる。

それは脳外科医や心臓外科医が患者の命を
助けることに全神経を集中できるのとまさに同
じことだ。

マービンが規律とビヘイビアに滅法うるさかっ
たエピソードも僕は大好きだ。

もしコンサルティング業界に足を踏み入れなかっ
たら、マービン・バウワーの存在は未だ知らな
かったのかもしれない。

頂点を知らないで人生を終わるところだった。

『マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー』

ダイヤモンド社よ、ありがとう。


...次代創造館、千田琢哉

★2010年7月刊『転職1年目の仕事術』
★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年08月23日 00:00

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