次代創造館HPへ戻る

« THE BLUE HEARTS | メイン | ホテルメッツチェーン »

2010年04月26日

宮城県仙台市 佐々久

学生時代に体育会ボディビル部に属していた僕にとっ
て、至福の瞬間が腹一杯食べることだった。

仙台市内に住む体育会系の猛者どもなら必ず知って
いる貧乏学生御用達の伝説の定食屋さん。
※といってもここ10年余りで1.6倍にインフレ!!

先日一緒によく通った学生時代の友人から数枚の
写真が送られてきた。

宮城県仙台市 佐々久
※「仙台 佐々久」で検索:ブログ「テラめし倶楽部」

とんでもない量のごはん、キャベツ一玉分あるのでは
ないかと思える不必要なほど多いてんこもり千切り。

そこには何倍にも水で薄められたと思われるマヨネー
ズが細~くなって何重にも振り注がれている。

いつから油交換していないんだろうな、と不思議に思
える子どものこぶし大の塊がゴロンゴロンと転がって
いた真っ黒の唐揚げ。

独特の味付けで味噌汁と呼んでいいのかわからない
お吸い物。

いったいどこのメーカーのケッチャップが使われている
のか未だに不明なドロドロのスパゲティ。

10年以上干していないであろう座布団。

ソースにまみれた20年以上前のマンガ本。

教えてもらわなければそこが定食屋さんとわからない
幽霊屋敷のような店舗。

どんなに飲食店の専門コンサルタントたちが分析して
も繁盛の理由も存続の理由も解明できない。

熱烈なリピーターと口コミによって存続している。

一つだけ言えるのは女性をデートで連れて行くには、
もっとも遠い存在の店だ。

逆にいえばもうそろそろ潮時かな、という女性をここに
連れていけば、間違いなくその想いはダブルカウンター
パンチで伝わるであろう。

でも1回くらいなら物珍しさにキャッキャと喜んでくれる。

出された定食の9割5分を残されるが・・・

「ムリ」

という決め台詞を残されて。

そして僕はこのとんでもない量の定食を1.95人分
いつも食べていた。

社会人になってからも世の中にはかくあるべしと
いった“絶対”は存在しないのだ、と謙虚な気持ち
になれた。

僕は心身ともにこの佐々久に育てられた。

この店のおやじさんは油だらけの手でお釣りを渡して
くれて、そのお釣りを触った手でそのままキャベツを延
々と刻み続ける・・・

深い・・・何とも不思議だ。

すべての接遇が教科書の対極だ。

つくづくコンサルタントのサービス戦略や店舗戦略の
ルールが無力であることを思い知らされる。

ああ近所にあったらまた毎日通うのに。

仙台市に引っ越したくなってきたな。

作家の伊坂幸太郎さんがうらやましい。

たぶん、佐々久行ったことないと思うけど。


...次代創造館、千田琢哉

★2010年4月刊『20代で伸びる人、沈む人』
★2009年9月刊『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』
★2009年8月刊『尊敬される保険代理店』
★2009年8月刊『存続社長と潰す社長』
★2009年6月刊『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』
★2008年9月刊『社長!この直言が聴けますか?』
★2008年6月刊『THE・サバイバル 勝つ保険代理店は、ここが違う』
★2007年10月刊『あなたから保険に入りたいとお客様が殺到する保険代理店』

投稿者 senda : 2010年04月26日 00:00

コメント